NBAに挑戦した日本人選手とそのキャリア、今後NBAに挑戦してほしい日本人の話

こんにちは、えばと申します。

この記事をお読みいただきありがとうございます。

 

現在NBAで活躍している八村塁選手と渡邊雄太選手。

NBAで日本人選手が二人も見れるなんて、同じ日本人として嬉しく思います。

ただ、彼ら以前にもNBAに挑戦した日本人選手がいます。

また、今後NBAへの挑戦が期待される選手もいます。

 

そこで今回は、

  • 今までNBAに挑戦したことのある選手がどういう結果になったか
  • 今後NBAへの挑戦が期待される選手

の2点をお話していきます。

ぜひ最後までお付き合い頂けたら嬉しいです!

 

NBAに挑戦した日本人選手とそのキャリア

①:岡山恭崇

NBAに挑戦した日本人1人目は、岡山恭崇(おかやま やすたか)さんです。

この岡山恭崇さんこそ、日本人として初めてNBAドラフトで指名された選手です。

1981年のドラフト、8巡目の10位(全体240位)でゴールデンステート・ウォリアーズから指名されました。

ただ、当時所属していたチームが彼の移籍に難色を示したこと、彼自身はオリンピックへの出場を希望したこともあり、NBAでプレーすることはありませんでした。

 

彼がバスケを始めたのは、大学生になってからでした。

身長が230cmもあった彼は、その体格を生かし日本リーグでは新人王や得点王も受賞していました。

2019年時点では、存命している日本人として最長身だったそうです。

岡山さんとは僕は一度だけお会いしたことがあります。

当時僕は小学生でしたが、あまりにも大きな人だったという印象が強くあります。

 

②:外山英明

NBAに挑戦した選手2人目は、外山英明(とやま ひであき)さんです。

彼は日本人として初めてプロ選手になった人です。

1997年に日本人として初めてプロ契約を結び、NBAのサマーリーグにも挑戦しました。

 

結果的にNBAとの契約とまではいかなかったようですが、NBAに挑戦した日本人第2号となりました。

 

③:田臥勇太

NBAに挑戦した日本人3人目は、田臥勇太(たぶせ ゆうた)選手です。

田臥選手は日本人初のNBA選手です。

 

能代工業時代、高校総体・国体・全国高校選抜の3つのタイトルを3年間すべてで総なめ。

能代工業の3年間で負けた公式戦は1試合のみという、圧倒的な強さを誇っていました。

その後アメリカの大学に進出するも、大学3年時に中退し日本でプロデビューを果たしました。

 

2002年にプロデビューした彼は、その後2003年にNBAのサマーリーグに参加。

デンバー・ナゲッツと契約はしたものの、プレシーズンマッチで3試合出場した後解雇されました。

その後2004年にフェニックス・サンズと契約。

4試合に出場し、計17分の出場時間、7得点、3アシストという結果を残し解雇されました。

その後も2005年にはロサンゼルス・クリッパーズと契約するものの、開幕前に解雇。

2006年にはダラス・マーベリックスのサマーリーグに参加するも契約とはならず。

2008年にはニュージャージー・ネッツ(現ブルックリン)のサマーリーグに参加しました。

 

その後2008年にリンク栃木ブレックスと契約し、日本球界に復帰しました。

 

日本人がNBAのコートに立ちプレーするという姿を初めて見せてくれた田臥選手。

それと同時にNBAの厳しさも教えてくれた選手でした。

現在もBリーグでプレーされており、今後の活躍にも期待したいと思います。

 


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④:川村卓也

NBAに挑戦した日本人4人目は、川村卓也(かわむら たくや)選手です。

川村選手は現在、Bリーグの新潟アルビレックスBBに所属しています。

 

川村選手は2013年のオフ、NBAのサマーリーグに参加するも契約とはならず。

日本球界に再度戻り、オールスターに選出されるなど活躍をしています。

 

⑤:竹内公輔

NBAに挑戦した日本人5人目は、竹内公輔(たけうち こうすけ)選手です。

竹内選手は現在宇都宮ブレックスに所属しています。

 

竹内選手は2010年にNBAに挑戦、ミネソタ・ティンバーウルブズのサマーリーグに参加しました。

ただ、契約を勝ち取るまでは至らず、日本に再度復帰しています。

 

⑥:富樫勇樹

NBAに挑戦した日本人5人目は、富樫勇樹(とがし ゆうき)選手です。

富樫選手はBリーグ初の1億円プレーヤーとなっています。

現在の日本代表でも正PGを務めており、日本バスケ界を背負う人物の一人です。

bjリーグ時代の2013-14シーズンには、

  • 月間MVP1回
  • 最多アシスト
  • ベスト5
  • オールスターMVP

など数々の賞を受賞しました。

 

そんな富樫選手は、2013-14シーズン終了後にNBA挑戦を表明。

ダラス・マーベリックスのサマーリーグに参加しました。

契約までは至ったものの、結局NBAではプレーできず解雇されてしまいました。

その後はGリーグのチームや海外チームを経て、2016年に日本に復帰しました。

 

富樫選手はバスケ選手としては身長がとても低く、167cmしかありません。

そのハンデを全く感じさせないプレーは、多くのバスケプレーヤーに夢と希望を与えていると思います。

今後はBリーグの顔として、さらなる活躍を期待しています!

 


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⑦:渡邊雄太

NBAに挑戦した日本人7人目は、渡邊雄太選手です。

渡邊選手は現在、NBAのブルックリン・ネッツに所属しています。

今のチーム状況的にプレータイムが少し削られてはいますが、それでもチームの勝利に大きく貢献しています。

今後の活躍次第では、もう少しいい契約を勝ち取ることもできそうです。

 

そんな渡邊選手がNBAに挑戦したのは2018年のことでした。

アメリカのジョージ・ワシントン大学を卒業後、ブルックリン・ネッツの一員としてサマーリーグに参加。

サマーリーグで上々の結果を残し、メンフィス・グリズリーズとの2way契約を勝ち取りました。

その後、チームのシーズン5試合目で初出場を果たし、日本人2人目のNBAプレーヤーになりました。

 

そして2019-20シーズン終了後にFAとなり、トロント・ラプターズとエキシビット10契約を結びました。

(※エキシビット10契約:開幕前のトレーニングキャンプに参加できるという契約)

その後見事2way契約を勝ち取り、2021年の4月に正式に契約を結びました。

 

その後21-22シーズン終了後にFAとなり、ネッツと無保証のトレーニングキャンプ契約を結びます。

ネッツでは3ポイント精度の高さを見せつけ、本契約を勝ち取っています。

 

NBAで今求められている3&D(3ポイントとDFのできる人)という役割を全うできる渡邊選手。

今後さらに活躍できれば、数多くのチームが欲しがるような選手になると思います。

渡邊選手がNBAでもっと活躍する姿を心待ちにしています。

 


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⑧:八村塁

NBAに挑戦した日本人8人目は、八村塁選手です。

八村選手はNBAドラフト1巡目で指名された日本人初の選手です(2019年ドラフト9位)

また、日本人として初めてエア・ジョーダンと契約した選手です。

現在はNBAの王様であるレブロン・ジェームズとともに、ロサンゼルス・レイカーズでプレーしています。 

ベンチからの出場ではありますが、チームのプレーオフ出場に向け貢献しています。

調子の波が少しあるので、安定した活躍ができればもっと出場時間ももらえそうです、

 

八村選手がNBAに挑戦したのが2019年です。

ゴンザガ大学で2年間過ごした後、4月にドラフトエントリーを発表。

6月のドラフトでワシントン・ウィザーズから1巡目9位で指名されました。

その後2019-20シーズンの開幕戦にスタメン出場、14点10リバウンドのダブルダブルで見事に結果を出しました。

この年のオールスターウィークエンドでは日本人として初めてライジングスターズに出場

シーズン終了後にはオールルーキー2ndチームに選出されました。

 

2020-21シーズンには日本人として初めてプレーオフに出場

5試合の出場で14.8点、7,2リバウンドの活躍を見せました。

その後21-22シーズンは調整の遅れで開幕に間に合わず、43試合のみの出場に。

22-23シーズン途中にレイカーズにトレードされました。

 

個人的に八村選手には、安定した活躍を求めています。

八村選手は得点力に優れ、OF面でのチームへの貢献は素晴らしいと思います。

ただ少し波のある選手で、30点取った試合もあれば1桁得点の試合もあります。

そのため、個人的には10点代後半くらいを安定して取ってくれる選手になってほしいなあと思っています。

 


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⑨:馬場雄大

NBAに挑戦した日本人9人目は、馬場雄大選手です。

馬場選手は現在、Gリーグのテキサス・レジェンズに所属しています。

馬場選手はBリーグの日本人選手初のNBA契約選手です。

 

馬場選手がNBAに挑戦したのは2019年のことでした。

2017年の筑波大学在学中に、Bリーグのアルバルク東京でプロ生活が始まります。

その後2年間Bリーグでプレーし、2019年にダラス・マーベリックスの一員としてサマーリーグに参加しました。

結果的にエキシビット10契約を勝ち取り、マブス傘下のGリーグチームのレジェンズと契約しました。

19-20シーズンはレジェンズで41試合に出場しました。

 

シーズン終了後、オーストラリアのメルボルン・ユナイテッドと契約。

NBL(オーストラリアのバスケリーグ)で優勝し、チーム内のディフェンシブプレーヤーに選出。

DF面で優勝に大きく貢献しました。

 

2021年に再度レジェンズと契約。

22年にはまたメルボルンと契約しました。

 

馬場選手は日本代表でも活躍しています。

今夏あるW杯でも活躍してくれることを期待したいと思います。

 

⑩:比江島慎

NBAに挑戦した日本人10人目は、比江島慎(ひえじま まこと)選手です。

比江島選手は現在、Bリーグの宇都宮ブレックスに所属しています。

2021-22シーズンにチームを優勝に導き、チャンピオンシップMVPを獲得。

彼独特のステップ(比江島ステップ)で得点を量産する、日本屈指のSGです。

 

彼がNBAに挑戦したのは、馬場選手と同じ2019年のことでした。

ニューオーリンズ・ペリカンズの一員としてサマーリーグに参加。

3試合に出場したものの、得点を挙げることはできず契約は勝ち取れませんでした。

求められた役割がいつもとは違ったことや3ポイントの距離の違いなどに苦しめられた結果でした。

 

比江島選手はBリーグトップのSGと言っても過言ではありません。

日本代表の国内組の中ではエースの役割を担う選手です。

W杯に招集されるかはわかりませんが、招集されてほしい選手の一人です。

日本代表の比江島選手を応援したいなと思っています。

 


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今後NBAへの挑戦を期待したい選手

次に、将来的にNBAへの挑戦を期待したい選手についてお話していきます。

 

①:富永啓生

今後NBAに挑戦してほしい選手1人目は、富永啓生(とみなが けいせい)選手です。

富永選手は現在、アメリカのネブラスカ大学に在籍しています。

和製カリー」とも評される選手で、3ポイントシュートを得意としています。

 

ネブラスカ大学2年目の22-23シーズンには、キャリアハイの30得点に加え5試合連続20得点以上など、得点力をいかんなく発揮しています。

身長が188cmとNBAでは小柄になると思いますが、彼のシュート力は間違いなく武器です。

今のNBAは3ポイントを打てる選手が求められているので、富永選手にとっては追い風かもしれません。

 

大学で得点力のさらなる向上とDF力を身につけられれば、NBAのドラフトにかかる可能性は高いのかなと思っています。

 


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②:田中力

NBAに挑戦してほしい選手2人目は、田中力選手です。

田中選手は現在、アメリカのベテル大学に在籍しています。

 

田中選手は2017年、15歳5か月という史上最年少で日本代表候補に選出

代表になることはかなわなかったものの、その名前を日本に知らしめることになりました。

 

その後はアメリカのIMGアカデミーに進学。

そこから現在までは、とにかくコロナ禍によって苦しい思いをしています。

 

まだまだ成長途中の選手で、今後の活躍次第ではNBAからも注目されるようになると思っています。

ポテンシャルは素晴らしいものを持っているので、コロナ禍が落ち着いてからまた頑張ってほしいなと思います。

 

まとめ

今回はNBAに挑戦した日本人と、今後NBAに挑戦してほしい日本人のお話をしていきました。

いかがでしたでしょうか?

 

個人的にNBAに10人もの日本人が挑戦していたというのは驚きでした。

それでもNBAでプレーできたのは3人のみ。

NBAがどれだけレベルの高いリーグかがよくわかる形でした。

今後日本人選手がNBAでもっと活躍している姿を見たいなと思っています。

欲を言えば、優勝している姿を見れることを期待しています。

 

今回は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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