【革命】NBA全体の戦術や考え方を変えてしまった出来事4選

こんにちは、えばと申します。

この記事をお読みいただきありがとうございます。

 

76年もの歴史を持つNBA。

時代によって戦術の違いが多く生まれてきました。

またその時代によって考え方にも違いが生まれてきました。

そういったことには、必ずある選手やチームが関わっていました。

 

そこで今回の記事では、

NBAの戦術や考え方を変えてしまった事案

についてお話していきます。

今回挙げること以外にもなにかありましたら、ぜひコメントにて教えてください。

 

NBA全体の戦術や考え方を変えてしまった出来事

①:マイケル・ジョーダンの台頭

まずは80年代、NBA史上最高の選手であるマイケル・ジョーダンの台頭です。

ジョーダンの台頭によって、

「身長がそこまで高くない選手でも7フッター(213cm)の人とも渡り合える」

ということが証明されました。

 

それまでのNBAでは、7フッター越えの選手が多く支配していました。

ウィルト・チェンバレンやカリーム・アブドゥル=ジャバー、ビル・ウォルトン、ビル・ラッセルなど、Cの選手の強さが大事な時代でした。

もちろんこの時代にもC以外のポジションで大きく活躍していた選手はたくさんいます。

ただ基本的にはいいセンターのいるチームが試合に勝てるというのがこの時代の考え方でした。

 

そんな中、198cmのジョーダンが大きな活躍を見せたことで、

バスケットボールでトップに立つためには、身長は関係ない

ということが証明されました。

その後は、コービーやアイバーソン、レブロン、カリーなどが活躍し、

「センターが強くないと試合には勝てない」

という時代は終わりを迎えました。


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②:シャキール・オニールの規格外のパワー

次に取り上げたいのは、シャキール・オニールについてです。

 

彼は1992年のドラフトでマジックから1位指名を受けNBA入りを果たしました。

この時代は先述したようにジョーダンの時代であり、身体能力の高い選手がリーグを支配していました。

そんな中現れた怪物のシャックは、NBAの考えを変えてしまう選手になっていきます。

 

全盛期のシャックはとにかく規格外で、1対1で彼を止めるのはまず不可能な状態でした。

レイカーズに所属していた時には、3連覇及び3年連続ファイナルMVPを受賞。

とにかく彼を止めなければ優勝の可能性はないというような状態になっていました。

 

彼を止めるために多くのチームがとった戦術。

それが

ハック・ア・シャック

です。

端的に言えば、シャックにわざとファウルをしてフリースローを打たせるというものです。

シャックはそもそもフリースローが得意ではない選手でした。

そこに目を付けられ、あえてシャックにフリースローを打たせるという戦術が編み出されてしまいました。

 

結果的に上手くいったチームも多く、現在のNBAにおいてもこの戦術は残っています。

最近だとベン・シモンズがこの戦術に苦しみ、自信を完全に失ってしまったのが記憶に新しいのではないでしょうか?


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③:マイアミ・ヒートの強力すぎるBIG3結成

次に取り上げるのは、2010年に起きたヒートのBIG3についてです。

レブロン、ウェイド、ボッシュという同期3人のスーパースターがヒートに集結

あまりにも理不尽すぎるBIG3が生まれてしまったんです。

 

レブロンとボッシュがFAとなった2009-10シーズン終了後、ウェイドのいたヒートに移籍。

このBIG3結成は当時大きな反響を呼び、レブロンは大きな反発を受けることになります。

結成した2010-11シーズンこそ優勝はできなかったものの、11-12シーズンと12-13シーズンは見事優勝。

レブロンは2年連続でファイナルMVPを受賞するなど、リーグを支配してしまいました。

 

このBIG3によるリーグ支配は、後のNBAを大きく変えていくことになります。

優勝するためにはスーパースターが少なくとも2人〜3人は必要という考えが普及してしまいました。

その結果、

  • カリー、トンプソン、デュラント、グリーンのGSW
  • レブロン、ラブ、アービングのキャブス
  • ピアース、KG、デロン、ジョー・ジョンソンのネッツ
  • ラス、ポール・ジョージ、カーメロのサンダー

など、スター選手の共演が当たり前の時代に突入することになりました。

 

優勝への一番の近道は、スター選手をかき集める事。

こういう考えが出てしまったのは、ヒートのBIG3結成が大きかったと思います。


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④:ステフィン・カリーの活躍及びGSWの王朝

最後に取り上げたいのは、ステフィン・カリーの活躍とウォリアーズの王朝に関してです。

彼らによってNBAはどうなったか。

これは現在NBAを見ている人であれば言うまでもないことかもしれません。

3ポイントが打てない選手はいらない

という時代になってしまいました。

 

ウォリアーズが王朝を築いた2015-16シーズンから18-19シーズン。

この時代のウォリアーズを引っ張っていたのがカリーでした。

ウォリアーズはとにかく3ポイントを多投し、カリーに至っては15-16シーズンに402本の3ポイント成功という記録を作ってしまいました。

この時のウォリアーズは、スモールラインナップを多用するチームでした。

ドレイモンド・グリーンをセンターで起用し、他4人は3ポイントを打てる選手で固める。

これが功を奏し、ウォリアーズは3度の優勝を勝ち取りました。

 

このウォリアーズの王朝によって、3ポイントを打てない選手は必要ないという時代へと変わっていってしまいます。

結果多くのチームがスモールラインナップを起用するようになったりし、3ポイントを打てないセンターの選手の居場所が徐々になくなってしまいました。

カリーさえいなければ…。

という選手はおそらく結構な数いると思います。

それほどまでにカリーとウォリアーズの成功はNBAに大きな影響をもたらしました。

 

現在は3ポイントラインよりさらに遠いところからシュートを打てる選手が増え、4点ラインを作るべきかどうかの議論が活発になっています。

しばらくは4点ラインができることはないと思っていますが、将来的にはできてもおかしくないのかもしれません。


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まとめ

今回は

「NBAの戦術や考え方を変えてしまった事案」

についてお話していきました。

いかがでしたでしょうか?

 

NBAではたびたび戦術や考え方をまるまる変えてしまうようなことが起きています。

現在で言うとレブロンやルカの存在によって、オールラウンドにプレーできる選手が増えてきています。

今後NBAはどうなっていくのか目が離せません。

 

今回は以上です。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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