こんにちは、えばと申します。
この記事をお読みいただきありがとうございます。
NBAを見ているとよく
「フレグラントファウル」
という言葉を聞きますよね。
ではこのフレグラントファウルってどういうものかご存じですか?
今回の記事ではこのフレグラントファウルについて少し解説していきます。
最後にフレグラントファウルをよく吹かれるNBA選手についてもお話しますので、ぜひ最後までお読みいただけたら嬉しいです!
フレグラントファウルって何?
ファウルの種類
まずはFIBAで定められているバスケのファウルの種類をお話していきます。
バスケのファウルは主に4つのファウルに分類されます。
- 一般的なファウル(パーソナルファウル)
- テクニカルファウル
- アンスポーツマンライクファウル
- ディスクォリファイングファウル
の4種類です。
それぞれについて少し解説します。
①パーソナルファウル
パーソナルファウルは、バスケをしたり見た事のある人であれば分かるかもしれません。
バスケにおいて1番よく吹かれるファウルです。
FIBAルールでは1試合で計5回、NBAでは計6回で退場になります。
②テクニカルファウル
次にテクニカルファウルについてです。
テクニカルファウルは、審判や相手選手への暴言や挑発行為、抗議などをした時に吹かれます。
また、イライラしてボールやその他器具を殴る蹴るなどした場合にも吹かれる可能性があります。
テクニカルファウルでは、相手に無条件でフリースローが2本与えられ、相手ボールで試合が再開されます。
この後のアンスポーツマンライクファウルも含め、計2回吹かれた選手は退場になります。
③アンスポーツマンライクファウル
次にアンスポーツマンライクファウルについてです。
アンスポーツマンライクファウル(通称:アンスポ)は、相手選手に対して悪質なファウルをした場合に吹かれます。
サッカーのイエローカードと意味合いは一緒です。
危ないファウルだけど退場させるまででは無い…みたいな感じでしょうか。
先程のテクニカルも含め、計2回で退場処分になります。
シュート動作中のアンスポであれば、
- そのシュートが入れば1本
- 外せば2本(スリーポイントシュートだったら3本)
のフリースローが与えられます。
シュート動作以外の場合は、2本のフリースローが与えられフリースローを打ったチームのボールで試合が再開されます。
④ディスクォリファイングファウル
最後に、ディスクォリファイングファウルについてです。
これは初めて聞いたという方も多いのではないでしょうか?
ディスクォリファイングファウルは、あまりにも危なすぎる行為をした時に吹かれます。
プレー中に相手を殴ったり肘を入れたり…
相手を故意に危険に晒すと吹かれます。
これを吹かれた場合は一発退場です。
サッカーのレッドカードと同じです。
吹かれた場合の進行については先程のアンスポと一緒です。
フレグラントファウルって?
ここまではFIBAにおけるファウルの種類を解説していきました。
ここで1つ疑問が浮かぶのではないでしょうか?
「あれ、フレグラントファウルなくない!?」
そうなんです、フレグラントファウルはNBA独自のルールなんです。
ここからはそのフレグラントファウルについての解説をしていきます。
フレグラントファウルはNBA独自のルールで、悪質なファウルのことを指します。
FIBAのルールで言うところのアンスポーツマンライクファウルと同じです。
フレグラントファウルには、
- フレグラント1
- フレグラント2
という2種類があります。
フレグラント1はアンスポ、フレグラント2はディスクォリファイングファウルだと思ってください。
1の場合はアンスポ同様、計2回で退場になります。
2の場合は一発で退場です。
NBAの場合、フレグラントを吹かれると罰金処分が下されることがあります。
その額も相当なもので、数万ドルの罰金処分が下ることが多いです。
2021年に行われたナゲッツ対ヒート戦では、マーキーフ・モリスが罰金5万ドルの処分を受けました。
NBAではアンスポは吹かれません。
アンスポやディスクォリファイングファウルが全てフレグラントファウルとして吹かれます。
フレグラントやテクニカルをよく吹かれる選手
最後に小話として、よくフレグラントを吹かれる現役選手についてお話しようと思います。
①:ドレイモンド・グリーン
まずはウォリアーズのドレイモンド・グリーンです。
僕はウォリアーズファンなのでよくYouTubeなどで試合を見るのですが、本当によく吹かれます。
少しイライラしやすいタイプの選手なので、仕方ないのかもしれませんが…。
試合を見ていると、
「うわあ、またやったか〜…」
って頭を抱えることの多い選手です。笑
ドレイモンドはフレグラントもテクニカルもよく吹かれます。
2021年シーズンでは13回のテクニカルファウルを吹かれました。
つい先日のプレーオフ対キングス戦では、相手のドマンタス・サボニスの胸部を踏みつけてしまったり…
熱い選手なのはわかるのですが、大事な時に退場したりするのは避けて欲しいなあと思っています。
②:ラッセル・ウエストブルック
次にクリッパーズのラッセル・ウエストブルックです。
ラスもドレイモンド同様、フレグラントもテクニカルもまあよく吹かれます。
ラスはNBA14シーズンで計180回以上もテクニカルファウルを取られています。
ラスは感情を表に出しながらプレーする選手なため、フレグラントやテクニカルに繋がる行動をする時が多くあります。
全盛期から比べれば能力や地位は下がりましたが、チームには貢献出来る選手なので、変なところで退場するのはいただけないなという印象です。
まとめ
今回はフレグラントファウルについてお話していきました。
いかがでしたでしょうか?
NBAは熱い試合が多いからか、フレグラントファウルもよく目にします。
危ないので出来れば目にしたくないですが、それもNBAのひとつの醍醐味です。
これからも熱い試合を楽しみに見ていきたいと思います。
今回は以上です。
最後までお読み頂きありがとうございました!
またほかの記事もお読みいただけたら嬉しいです!