こんにちは、えばと申します。
この記事をお読みいただきありがとうございます。
あなたは「ガベージタイム」って聞いたことありますか?
NBAを見ていると、解説の人などから聞くこともあるのではないでしょうか?
ガベージタイムはNBAにある文化で、暗黙の了解になっています。
この文化は日本には恐らくないです。
そのため、聞いたことはあるけどなんだかわからないという人もいると思います。
そこで今回は、
・ガベージタイムとは何か?
・暗黙の了解を破るとどうなるのか?
という2点をお話していきます。
ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです!
ガベージタイムって何?破るとどうなる?
ガベージタイムとは?
まずはガベージタイムについて解説していきます。
ガベージタイムとは、直訳すると「無駄な時間」です。
勝敗がもう決まりきった状態(点差が大きく付いてしまった状態)の4Q目残り数分のことを指します。
この時間帯には基本的にスター選手はベンチにおり、出場時間の少ない選手が試合に出る傾向にあります。
この時間帯には、基本的に派手なプレーをすることはよくないとされています。
また試合時間が残り24秒を切っている状態のガベージタイムでは、勝っているチームがシュートを打つこともよくないとされています。
これは特にNBAのルールブックに載ってるとか、そういうものではありません。
完全に暗黙の了解です。
勝っているチームは特に派手なことはせず試合終了まで試合をこなす。
負けているチームも特に勝ちに行くことはなく、試合終了を待つ。
両チームとも若手などにプレー時間を与え、アピールタイムに使う。
こういう時間が過ごされるのがガベージタイムです。
暗黙の了解なので、破ったら罰金があるとかは全くありません。
選手同士の紳士協定みたいなものであり、ルールではなくモラルみたいなものです。
これに対しレジェンドなどからは否定的な意見もあります。
「試合終了までお互い全力でやるべきではないか?」
という意見を多く耳にします。
たとえチームが負けていても、勝ちにこだわることはありません。
シーズン終盤、この試合にどうしても勝たないとプレーオフに進めない!
こういう状況であれば、負けているチームはちゃんと勝ちにこだわるかもしれません。
ただ基本的には、ガベージタイムは若手のアピールタイムであり、スター選手が全力でプレーするというようなことは見られません。
バスケには基本的に得失点差がありません。
この2点で順位が大きく変わる!みたいなものはあまりありません。
そういったことから、ガベージタイムというものはあるのかもしれません。
またNBAは1シーズン82試合あり、同じチームと少なくとも2回は戦います。
そこで何かやり返されたりしないように、ガベージタイムは派手なことはしないというのが暗黙の了解になっています。
暗黙の了解を破るとどうなる?
では、この暗黙の了解を破るとどうなるのでしょうか?
簡単に言うと、試合が荒れます。
残り数分なのに乱闘が起きるということになる可能性が極めて高いです。
乱闘とまではいかなくても、敵チームが怒りをあらわにすることになるでしょう。
今まで、NBAでは多くの乱闘や言い争いが行われてきました。
危ないファウルからの乱闘、ファウルを吹いてくれない審判への抗議、トラッシュトークからの争い…。
危ないシーンがたくさん見られてきましたが、このガベージタイム関連の争いも多く見られます。
最近はペリカンズ対サンズ戦で、試合終了間際にペリカンズのザイオン・ウィリアムソンが派手なダンクをしたことで少し試合が荒れました。
カイリー・アービングがセルティックスにいた時代、彼は相手チームに対しブチ切れ観客席にボールを投げ込んだこともありました。
ランス・スティーブンソンがペイサーズにいた時代、試合終了直前にレイアップを決めたことで相手チームの選手から詰め寄られるシーンもありました。
このように、ガベージタイムの暗黙の了解を破ると少なからず試合が荒れます。
選手同士の言い争いや乱闘が起き、よくない試合の終わり方になってしまいます。
まとめ
今回は、NBAにおけるガベージタイムとその暗黙の了解についてお話していきました。
いかがでしたでしょうか?
NBAには日本にはない文化が数多くあります。
今回のガベージタイムや、トラッシュトーク辺りがいい例です。
今までBリーグしか見てないよという方も、一度NBAも見てみてはいかがでしょうか?
Bリーグとはまた違った面白さを感じられると思いますよ。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の記事の感想やご意見、書いてほしいこと、ガベージタイムについてのご意見などありましたら、ぜひコメントいただけたら嬉しいです!