こんにちは、えばです。
この記事をお読みいただきありがとうございます。
先日、76ersからようやくトレードされたジェームズ・ハーデン。
かねてから希望していたクリッパーズで今季のスタートを切りました。
ハーデンがトレードを希望した経緯などは下の記事にまとめてありますので、そちらも併せてお読みいただけたらと思います。
今回の記事では、
- ハーデンのトレード内容
- ハーデントレード後のクリッパーズの成績
- 今季のクリッパーズの展望
の3点についてお話していきます。
ぜひ最後までお読みいただけたら幸いです。
ハーデンがクリッパーズへ!今季はどうなる!?
ハーデンのトレード内容
まずはハーデンのトレード内容を振り返っていきます。
76ers獲得
- 二コラ・バトゥーム
- ロバート・コビントン
- マーカス・モリスSr
- ケニオン・マーティンJr
- 複数のドラフト指名権
クリッパーズ獲得
- ジェームズ・ハーデン
- P・J・タッカー
- フィリップ・ペトゥルシェフ
76ersはハーデンらを放出することで、ベテラン選手や複数のドラフト指名権を獲得。
正直今回のハーデンのトレードは、76ersにとって厳しいものになるだろうと個人的に予想していました。
トレード要求後ハーデンはチームに帯同しておらず、言ってしまえばチームのお荷物のような状態でした。
76ersとしては早く放出してしまいたいという考えもあったと思うので、足元を見られるようなトレードになるだろうと思っていました。
ただふたを開けてみれば、複数のドラフト指名権と複数のベテラン選手を獲得。
76ersにとってとても価値のあるトレードになったと思いますし、本当に素晴らしいの一言に尽きるかなと思います。
ジョエル・エンビード、タイリース・マクシー、トバイアス・ハリスなどのスタメンに加え、今回加入したベテラン選手たちがうまくはまれば、ハーデンがいた時以上に驚異的なチームだと思います。
ベンチの層が厚くなり、チーム力が向上したいいトレードになりました。
クリッパーズはベンチメンバーを複数放出し、ハーデンやタッカーを獲得。
これは個人的な意見ですが、僕はこのトレードはクリッパーズの負けだと思います。
確かにカワイ・レナードとポール・ジョージの2枚看板体制になってから、期待通りの成績は残せていません。
彼らは近年欠場が多く、プレーオフではあまり勝てないチームになってしまっています。
昨シーズンに加入したラッセル・ウエストブルックも全盛期は過ぎており、チーム力の底上げにはなりませんでした。
優勝を目指すうえであと1ピース必要となり、ハーデン獲得に至ったのでしょう。
ただあまりにもリソースを削りすぎたと思います。
バトゥーム、コビントン、モリスなどはクリッパーズのベンチを支えてきた功労者です。
彼らがいなくなったことで、ベンチ層が薄くなったのは言うまでもありません。
ハーデンの契約金が高いので、多くのリソースを削る必要はあったのかもしれません。
ただ現在のハーデンにそこまでの価値があるかと言えば正直微妙だと思います。
そのため、そこまでしてハーデンを取りに行かなくてもよかったんじゃないかなと僕は思っています。
とはいえ、ラス、ハーデン、PG、レナードの4人がうまく機能したら面白いチームなのは確かです。
彼らがどうなっていくのか注目していきたいと思います。
ハーデン加入後のクリッパーズの成績
ここからは、ハーデン加入後のチーム成績を見ていきます。
ハーデンは11月2日にトレードされ、7日にデビューをしたので7日以降から11月28日までの成績を振り返ります。
7日以降、クリッパーズは12試合を消化し5勝7敗。
デビュー後5連敗をした時にはどうなるかと思いましたが、そこからは勝ち越しているので悪くはない状況です。
特にラスがベンチ出場を直訴したことが大きな要因かなと思います。
ラストハーデンの相性は現状あまりよくはなく、ラス、ハーデン、PG、レナードの4人がコートに揃うとあまり機能しない場面が多く見られていました。
そんな中でラスがベンチ出場を直訴してくれたことでハーデンが思うようにプレーをできるようになり、チームの調子も上がってきました。
これがなければ、今も泥沼の中にいたと思います。
気になる点としては、ハーデンの調子が上がってこないことが挙げられます。
平均15点前後の得点、6本前後のアシストでは正直物足りません。
全盛期は過ぎていますし、レナードやPGなどもいるので得点のスタッツが下がることは仕方ありません。
僕が問題だと思っているのは、アシストです。
ハーデンは昨シーズンのアシスト王ですし、アシストの能力に長けていることは言うまでもありません。
確かに最初はラスとも一緒に出ていましたし、ケミストリーの構築もまだまだだったのでそこはしょうがないところです。
ただそろそろもう少し調子を上げてきてほしいなと思います。
ラスがスタメンを譲ってくれた以上、ハーデンがプレーメイクをしなくてはいけません。
そのため、これからは少しずつでもアシストを伸ばしていく必要はあると思います。
とはいってもまだ12試合です。
シーズンはまだこれからの段階なので、徐々に調子を上げてくれることを期待したいと思います。
今季のチームの展望
最後に、クリッパーズは今季どうなっていくのかを考えていきます。
個人的には、今季のクリッパーズはウエスト6位か7位辺りには順位を上げるだろうと思っています。
今のハーデンには、チームを圧倒的に強くするような力はないように見えます。
全盛期であれば得点力でチームを勝利に導いていましたが、全盛期は過ぎているので底は難しいでしょう。
そのため、ハーデンが加入したから急にウエスト1位に躍り出るということにはならないと思っています。
ハーデンが調子を取り戻しつつ、チームのケミストリーも構築できたとしたら、6位辺りになっていても不思議ではありません。
少なくともプレーイントーナメントからプレーオフ進出というところまでは順位を上げていると予想しています。
とにかく今のクリッパーズには、ケミストリーの構築と主力選手の怪我防止が求められます。
クリッパーズがプレーオフで勝てないのは、レナードやPGなどの主力選手の怪我が大きな原因です。
そのため、主力選手がシーズンを通して健康で居ることが何よりも大事になってきます。
ただ、タレントが4人もそろってしまった以上、ケミストリーは早めに構築しなければいけません。
主力選手のプレータイムを抑えつつ、関係性をよくしていくことは難しいかもしれませんが、今のクリッパーズにはそれが求められています。
試合を重ねる中でうまくかみ合っていけば、プレーオフでは強いチームになっていることでしょう。
そうなるためにも、主力選手の怪我防止は本当に大切です。
ベンチのノーマン・パウエルなども含め、多くの時間出場する選手たちの怪我がなければ、クリッパーズは例年以上の成績は残せると思っています。
まとめ
今回はハーデンのトレードやクリッパーズのこれからなどについてお話していきました。
いかがでしたでしょうか?
大型チームが最初はうまくいかないのはよくあることです。
レブロン、ウェイド、ボッシュのBIG3を擁したヒートも、最初は苦しみました。
ただ試合を重ねるごとにうまくいくようになり、結果的には2度優勝するなどの強いチームになりました。
クリッパーズはヒートのBIG3ほどの爆発力はないかもしれませんが、ヒートのようになれる戦力はそろっていると思います。
ここから徐々に調子を上げ、怪我無くシーズンを過ごしたらどうなるか。
ウォリアーズファンの僕としては少し複雑ですが、1NBAファンとしては楽しみで仕方ありません。
クリッパーズの今後を楽しみにしていきたいと思います。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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