こんにちは、えばと申します。
この記事をお読みいただきありがとうございます。
以前からブレイザーズにトレードでの放出を要求していたエースのデイミアン・リラード。
本人はマイアミ・ヒートへの移籍を希望していたという話もありますが、なかなかうまくまとまらず。
23-24シーズンもブレイザーズで開幕を迎えることになるのかなと思っていました。
しかし先日、ブレイザーズ、バックス、サンズの3チームトレードが成立、リラードはバックスに移籍することが発表されました。
そこで今回は、
- リラードを含むトレードの内容
- ブレイザーズがこのトレード関連で得たもの
- バックスは23-24シーズンどうなる?
という3点についてお話していきます。
ぜひ最後までお読みいただき、記事の感想やご意見など頂けたら嬉しいです!
リラードのトレードがついに成立!
リラードを含むトレードの内容
まずはリラードを含む3チーム間でのトレードの内容からお話していきます。
バックス獲得:デイミアン・リラード(←ブレイザーズ)
ブレイザーズ獲得:ジュルー・ホリデー(←バックス)
デアンドレ・エイトン(←サンズ)
トゥマニ・カマラ(←サンズ)
2029年ドラフト1巡目指名権(←バックス)
サンズ獲得:ユヌフ・ヌルキッチ(←ブレイザーズ)
ナシール・リトル(←ブレイザーズ)
キーオン・ジョンソン(ブレイザーズ)
グレイソン・アレン(←バックス)
バックスはホリデー、アレン、2029年ドラフト1巡目指名権を手放すことで、リラードを獲得しました。
リラードの獲得はバックスにとってはプラスかもしれません。
ただ個人的に、ホリデーの放出は少しショックでした。
確かにリラードとホリデーは同じポイントガードの選手なので、トレードの相手としては筆頭だったことでしょう。
ただこのトレードが発表される前日にホリデーは
「バックス以外ではプレーしたくない」
と話すほど、バックスに忠誠を誓っていました。
その次の日のトレード発表になったので、個人的には少し残念な気持ちはあります。
とはいえ、ヤニス、リラード、ミドルトンというBIG3を形成したバックスが強いことは間違いありません。
ブレイザーズはリラード、ヌルキッチというチームの2枚看板を放出し、ホリデー、エイトン、ドラフト1巡目指名権を獲得しました。
ホリデーはおそらく再トレードされるだろうと言われており、実際にすぐにセルティックスへとトレードされました。
ブレイザーズは「リラードの時代」を終え、新たなスタートを切る形になりました。
アンファニー・サイモンズ、シェイドン・シャープに加え、2023年ドラフト2位のスクート・ヘンダーソンを中心にチームを作っていくことになります。
彼らを中心としたチームで、リラードの時代よりも強いチーム作りを目指すことになるでしょう。
彼らの成長次第では、本当に面白いチームになっているかもしれません。
サンズは2018年のドラ1であるエイトンを放出し、ヌルキッチら4選手を獲得。
このオフのサンズの動きはすさまじく、2021年にファイナルに進出した時のメンバーはもうブッカー一人しか残っていません。
このオフは言うなれば「ブッカーとKD以外全とっかえ」という動きを見せていました。
ブラッドリー・ビールを加えたBIG3を始め、渡邊雄太選手もサンズに所属しています。
ケミストリー構築には少し時間がかかるかもしれませんが、ハマれば相当強烈なチームになると思います。
彼らがどういう成績を残すのか、注目していきましょう。
ブレイザーズがこのトレード関連で得たもの
次に、ブレイザーズがこのトレード関連で得たものについてお話していきます。
このトレードのみではなく、ホリデーをセルツに放出したことで得たものも含めてお話していきます。
①ディアンドレ・エイトン
まずはエイトンです。
エイトンは2018年のドラフト1位指名選手であり、昨季までサンズのスタメンCとして活躍していました。
ただエイトンの印象としては、正直いまいちと感じざるを得ません。
エイトンがドラ1の選手ではなかったとしたら、いい選手だと評価を得ていたことでしょう。
エイトンはデビュー後から、着実に成長してきてはいると思います。
特にクリス・ポールが所属していた昨季まで、エイトンはいい輝きを放っていました。
ただ、成長スピードが少し遅いのかなと思ってしまいます。
2018年ドラフトは近年稀にみる当たり年でした。
ルカ・ドンチッチ、トレイ・ヤング、シェイ・ギルジャス=アレクサンダーらはそれぞれのチームでエースを担っており、大きく成長を遂げてきました。
その他にも昨シーズンの最優秀守備選手であるジェイレン・ジャクソンJr、ネッツで急成長したミカル・ブリッジズ、ニックスで大きく活躍したジェイレン・ブランソンらも2018年のドラフト出身です。
そんな彼らを生んだ2018年ドラフトの全体1位指名こそ、エイトンだったんです。
そのため、周囲からの期待の大きさは底が知れないほど大きなものになってしまっています。
エイトンはいい選手ではありますが、2018年のドラ1ということを考えるとどうしても残念なイメージを持ってしまいます。
サンズではそこまで才能が大きく開花することはありませんでしたが、ブレイザーズでは心機一転頑張ってほしいなと思っています。
②ロバート・ウィリアムス3世
次にウィリアムズ3世です。
彼はホリデーとのトレードでセルツから加入した選手です。
ウィリアムズ3世はここ1、2年で急成長を遂げ、特にDF面で大きく貢献してきました。
彼のリムプロテクターとしての才能は素晴らしいものがあると思います。
ウィリアムズ3世は、エイトンと同じ2018年ドラフト出身の選手です。
少し怪我が多くなってきているのは不安要素ですが、まだまだ成長を見せてくれる選手だと思います。
チームとしての懸念点としては、エイトンとウィリアムズ3世が同じセンターというポジションだというところでしょうか。
ブレイザーズが彼らをどう使っていくのか、2人は共存できるか、などには注目していこうと思います。
③マルコム・ブログドン
次に、ブログドンの加入についてです。
ブログトンは昨シーズン、最優秀シックスマン賞を受賞した選手で、ウィリアムズ3世と同じくセルツから加入しました。
ブレイザーズのガード陣は、リラードを放出したことで若手中心の選手層になりました。
彼らはまだまだ発展途上中であり、「安定感」という面では不安要素があります。
そこにブログドンが加わったことで、安定感が大きく上昇することになりました。
サイモンズやシャープ、ヘンダーソンが調子の悪い時でも、ブログドンがチームを支えてくれることでしょう。
彼らにとっても、チームにとっても、安定感と実績のあるシックスマンの加入は大きいのではないでしょうか。
④ドラフト1巡目指名権3つ
最後に、リラード関連のトレードでブレイザーズは1巡目指名権を三つ獲得しました。
「再建」を目指すチームにとって、ドラフト指名権は是が非でもほしいものです。
ドラフト1位の指名権とまでは化けなかったとしても、今後のNBAを背負うような選手を獲得できるかもしれません。
今いるメンバーが大きく成長したら、ドラフト指名権はトレードの駒としても使うことができます。
どういう形であれ、今後のブレイザーズにとってドラフト指名権はあって困る物ではありません。
それを合計で三つ取れたのは大きいかなと思います。
バックスの23-24シーズンはどうなる?
最後に、今季のバックスの展望について考察していきます。
先述したように、バックスはリラード、ヤニス、ミドルトンのBIG3を形成しました。
ホリデーがいた時と比べると、DF力は落ちましたがOF力は向上しました。
リラードは昨シーズン平均30点越えを記録した選手ですし、OF力が上がることは間違いありません。
不安な部分は、やはりDF面です。
今まではガード陣へDFはホリデーが厳しくしてくれていました。
ただリラードにはそこまでのDF力はありません。
周りのメンバーがうまくフォローできないと、ガードのDFは穴になってしまいます。
バックスは今まで比較的ディフェンシブなチームでした。
今回リラードが加わったことにより、OFのほうが驚異的なチームに変貌しました。
ヤニスは相変わらず止めるのは難しい選手ですし、ヤニスを止めても外にはリラードが待っている。
2人ともがDFに苦しめられても、第3オプションとしてミドルトンがいる。
OFにおいてバックスは脅威そのものです。
リラードがチームにうまくフィットできたとしたら、バックスはイースト首位になれるロスターだと思います。
リラードもヤニスもスーパースターなので、フィットしない可能性はあります。
2人がどれだけ歩み寄れるか。
リラードがバックスの戦術をどれだけ理解し、どれだけ溶け込めるか。
23-24シーズンのバックスからは目が離せません。
まとめ
今回は、先日決まったリラードのトレードに関するお話でした。
いかがでしたでしょうか?
来季のバックスにとって、セルティックスは大きなライバルになるでしょう。
セルツはマーカス・スマートこそ放出したものの、ホリデー、ブラウン、テイタム、ポルジンギスというスター軍団を形成しました。
PGとしてはスマートよりホリデーのほうが上だと思っているので、戦力は上がったと言えるでしょう。
セルツとバックスの試合を楽しみにしたいと思います。
また、ブレイザーズはこれからまた新たにチームを作り上げていくことになりました。
若手が中心となり、今後どこまでの成績を残せるチームに育つか、楽しみにしていこうと思います。
今回は以上です。
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